商工ローン(ビジネスローン)とは
商工ローンはサラ金とは異なり、サラリーマンや主婦に貸し付けるものではありません。
商工ローンの貸し付けの中心は中小企業です。
商工ローンは事業者向け貸金業者による、中小規模事業者、自営業者を対象に
不動産などの物的担保を取らずに小口・短期で融資する商品です。商工ローンは無保証の場合もありますが、
多くは保証人を付けることによりリスク回避を図っている商品です。
商工ローン会社は、銀行から一旦低利で資金を受けた上、これに一定の利ざやと
貸し倒れのリスクを見こんで金利を設定し、中小企業に融資しています。
銀行の貸し渋りが多く見られた頃には、中小企業経営者の多くは、運転資金や手形決済資金を得るため
これら商工ローン会社に駆け込みました。
以前、大手商工ローン会社の非人道的な督促が社会問題となり、業務停止の処分を受けた
事件があったことを覚えておられる方も多いと思います。
今では、商工ローンのイメージが低下したことから、「ビジネスローン」
「スモール ビジネスローン」などの
商品名に変更している貸金業者が多くなっています。
商工ローンの成長の背景
商工ローン会社が成長してきた背景には、景気低迷が長引く中で以下の要因が考えられています。
@中小企業の担保不足
A次の要因により銀行等の金融機関が、中小企業に対してリスクを十分に反映した貸出金利で
貸付けを行うことができなかった。
・大企業と比較して、借入額の小さい中小企業の一案件当たりの審査コストが高い
・中小企業の財務情報や、経営者の資質や取引先の情報などの非財務情報が不足していた
商工ローンと消費者ローンの違い
消費者ローンは消費者(個人)、商工ローンは中小企業の経営者(事業主)を対象にしています。
また、消費者金融は簡単な審査の場合、無担保・無保証で小口資金の貸し付けを行います。
商工ローンは、原則として物的担保はとらずに連帯保証人を立て、
保証付手形貸付の形で10万〜1000万円台の融資を行います。
商工ローンに関する問題点・注意点
【商工ローンに関する事件】
過去に、商工ローン会社が立場の弱い中小企業に対して高利での資金貸し付け、
さらには強引な取り立てを行っていたのは事実です。
【商工ローンの利息】
商工ローンとは、根保証・手形・公正証書・根抵当権等の
あらゆる回収手段を備えた上で融資を行う業者ですが、
利息制限法を超過した出資法の上限金利ギリギリの利息で貸し付けてくる場合もあります。
しかし、商工ローンの中小企業に対する貸し付けが高利になるのも、
資金供給のリスクが高いからであり、返済が滞る確率が(大企業に対する融資より)高いからに他なりません。
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