メシマコブ茸とは
メシマコブ茸は、タバコウロコタケ科でキコブタケの仲間に属する多年生のキノコです。
長崎県の女島で多く採集されたことから、メシマコブ(俗名)と呼ばれたとされています。
漢方では桑黄(そうおう)と呼ばれ、古くから珍重されてきました。
免疫活性メシマコブの抗ガン作用に関するデータが最初に明らかにされたのは、
今から30年以上もさかのぼる1968年です。メシマコブのデータを発表したのは、
国立がんセンターの池川哲郎氏らの研究グループでした。このころは、
ガン撲滅のための有用な食品や材料が探索されていた時代で、国立がんセンターでは、
天然メシマコブなどの十数種類のキノコを選び出し、抗腫瘍効果を測定しました。
メシマコブは自然界での発生が少ないので、入手困難な大変貴重なキノコです。
優秀性については、以前から一部では知られていましたが、
子実体の人工栽培は、たいへん難しく、安定供給ができないため商品化が遅れていたようです。
現在、メシマコブは韓国では医薬品として多くの医療機関でガン治療に使用されています。
また、我国でも健康食品として免疫療法に取り入れた医療機関などに使用されています。
免疫活性メシマコブの効能効果
メシマコブ茸は、マクロファージの活性を介してT細胞を活性化し、
インターロイキンをはじめ多数の免疫活性物質を放出します。
メシマコブの培養菌糸体抽出物は、強力な抗癌免疫増強作用を発揮、
免疫機能を担うリンパ球のB細胞やT細胞、NK細胞の働きを増大させ、サイトカイン産出を高める働きがあります。
NK細胞は、ナチュラルキラー細胞という本来の名前のとおり、
生まれついてのガンの殺し屋ですが、その活性は20歳をピークに、高齢になるとともに下がってきます。
ガンの予防や改善のためには、NK細胞を増強することが必要になってきますが、
メシマコブはNK細胞を2倍も増強することがわかっています。
その結果、免疫機能を高め、抗癌作用を発揮、癌に対しては予防効果と、化学療法による副作用を減少させ、
手術後に化学療法剤とメシマコブを併用することで抗がん効果が増強します。
国立がんセンターで、メシマコブの抗腫瘍効果を測定した結果、
マクロファージ活性、抗体能力増強、NK細胞活性などを総合した免疫増強効果が、
抗腫瘍率(ガンを阻止する能力)96・7%の数字となってあらわれました。
その他、メシマコブの効能として、抗アレルギー効用(免疫機能を正常化)、血糖降下作用(血糖値を下げる)、
血圧調整作用(血圧を正常なレベルに保つ)、抗動脈硬化作用(動脈の硬化を防止)、抗ウイルス効用(外敵を阻止)、
抗血栓効用(血液の流れをスムーズに)、骨粗しょう症予防効用などがあると言われています。
免疫活性メシマコブにより血糖値が正常に回復する理由についてはまだよくわかっていませんが、現時点では、
免疫細胞(Tリンパ球)が活性化された過程で分泌されるサイトカインに、
血糖値を下げるインシュリンと同じ働きをする性質があるのではないかと考えられています。
天然メシマコブの注意事項
天然物と謳っていても、メシマコブ茸自体の鑑定が大変難しく偽物が多く出回っているようです。
セルロースや澱粉が混入したエキスはβ-D-グルカン値が高くなりますが、これは価値がない(1-4)β-D-グルカン等が
含まれた数値であるため、β-D-グルカン値が単に高いといっても、あまり意味がありません。
異種の茸で天然メシマコブに外観が似ているものが多く、間違えて売られることが多いようです。
メシマコブの研究と癌への効能
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